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年金財政検証って、誰のための?何のための検証なのかな?

選挙前に「2000万円」問題が大きく取り沙汰され、
選挙対策ともと取れる与党の判断で、選挙後に先延ばしされていた「年金財政検証」。
ようやく発表されましたね。

年金の健康診断?
みたいなことを言われてて、腫瘍が見つかっても直ちに健康に害が出るわけではない。
なんて偉い人が言ってますが…

ずっと以前から「腫瘍」あるじゃん。
害がないわけ無いじゃんw

「経済が順調に伸びていけば、給付水準50%は維持できる」
これって厚生年金受給者の話だよね。

「2000万円」問題にしても、「厚生年金」の話であって、「国民年金」の話ではないよね。
「国民年金」受給者にとっては、現役世代の収入の50%なんて話は無いですよね。

40年間払い続けて、年に78万円でしたっけ?月に6万5千円でしたっけ?
現役世代の収入の何%を占めるのか分からないけど、この数字もどんどん減らされていくわけで。

さらに、財政が悪化すると将来「年金財源は枯渇する」なんて言ってますよね。
枯渇するのが分かっているのに、検証するだけで対策を打たない。

あ、打ってる。
「収める年金保険料を上げて、給付は下げる」
「給付年齢を後ろにどんどんずらしていく」
だから100年安心www

野党も反発するだけで、特に何もしない。(騒ぐだけ)
年金に関しては国全体の問題、なら与党も野党もないよね。
国全体・党派を越えて、考え、対策し、良い方向に持っていく…

でも今の「国会議員」では、…ねぇ。
自分たちは年金や将来に不安はないのだから、真剣には行動しないよね。

「しっかりと」←よく聞く言葉。
「しっかりと議論をし…」←何を「しっかりと」議論するのかな?

「政治は結果が重要」
この国の議員さんたちは、結果より議論を重視する傾向にあるよね。
「何時間議論したから、もういんじゃね」的なw

いつもながら、話が横道にw

PDCAって言葉ご存知?
「計画→実行→評価→改善」ビジネスでは基本中の基本ですよね。
では年金制度は、このサイクルを回しているのでしょうか?

「ずさんな計画→中途半端な実行→遠近財政検証?→小手先の改悪→ずさんな計画…」
なんて素晴らしいサイクルでしょう!
これなら「国会議員」たちも喜びますwww

年金税制検証…
検証して資料を公表するだけじゃなく、検証結果をきちんと検証し改善していく。
もう待ったなしの状況に来ている年金制度。
そろそろ重い腰を上げてもらわないと、国会議員も「自分の問題」として真剣に「しっかり」取り組み「結果」を出してほしいですね。

でわ!

2,000万円ばかり独り歩きしてるけど、本質を忘れてません?

金融庁発表の「高齢社会における資産形成・管理」ずいぶん物議を醸し出してますよね。
老後をより豊かに過ごすには、「約2,000万円の資産が必要」ってやーつ。

40年間も払い続けたのに、年金に頼らないでください。
とも取れる内容ですが…

もちろん年金って(国や政治家は正直に言わないけど)、制度的に破綻(破綻?)しているのは誰の目にも明らか。
事実を正直に言っちゃうと選挙に勝てない!
よーするに、政治家(国会議員)って、自分可愛さで正直に言わないんですね。

で、「金融庁」から出てきた、この文書(報告書)。
老後資金として2,000万円くらい、自分でなんとかしてね(正確に言うと、金融商品に投資してね)っていう話。

2,000万円ばかり独り歩きして、野党もこの部分ばっかり強調してるけど…
この報告書の本質って、違うところにあると思うんです。

まず「年金機構」とか、年金に関連する機関から出てきた報告書ではなく、「金融庁」から出てきた文書であること。
「金融庁」って、銀行や証券会社?など、金融を所管する省庁であって、年金を所管する省庁ではないんですね。

報告書を読めば分かりますが、要するに「若いうちから金融商品を買ってね、投資してね」なんですよね。
そのために破綻している年金を持ち出して、「年金だけでは暮らしていけない(2,000万円足りない)」っていうのを全面に出して、国民を煽ってるんですね。

金融商品ってリスクを伴うのに、国民を煽って貯蓄から投資にシフトさせたい。
自分たちの懐を豊かにしたい!っていう魂胆。見え見えです。

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