人が動けばウィルスも動く。感染がある程度収束してから始める予定だった「GoTo」を(東京都発着を除外して)、収束も見えない7月末から始めたのは御存知の通り。第3波と呼ばれる感染拡大を受けても「経済優先」で、人の移動を後押しする「GoToトラベル」を続けていた政府。分科会などの提言を受けて、やっとブレーキを踏むのかと思いきや…
おっと!政府のやる政策に「ブレーキ」は存在しいことを、すっかり忘れてました。
政府主導の政策は、アクセルしか無い車のようです。見直しとか途中で中断するとか…まったく考えてないんですね。なので、今回も「アクセルをちょっと緩める」だけです。しかも、「国・政府主導」で進められてきた政策なのに、アクセルを緩める時は「都道府県にま丸投げ」です。
GoToトラベルを(無理やり)実施に移した時、感染拡大を受けて「東京都発着」を除外したのは「政府」です。なのでアクセルを緩めるときも「政府主導」が筋。なんと言っても「国が進めている政策」なんですから。それを菅総理、西村担当大臣など政府は「都道府県で判断して、都道府県の責任でやってくれ」とのたまった。そう!良い時は国、雲行きが怪しくなったら都道府県。責任転嫁も甚だしいことを、平気で言い出すんですよね。
これには各都道府県の知事たちも大困惑。国主導でやってきて、都合が悪くなったら地方?国は人の命をどう思ってる?っていうか、国はどこを向いてるんでしょうね。
もともと想定すらしていなかった「GoTo見直し」、トラベルは観光庁?イートは農水省?徹夜で調整しているっていう噂も報道されてます。っていうか、この人たちはこの半年間何をしてたんでしょう。
何をやるにしても遅い!国の新型コロナ対策は、「何かあったから」「事が起きてから」あたふたと検討するんだから、対応が遅いのは当然です。検討や決め事も「お役所仕事」なので、全てにおいてスピード感がない。
そういえば、「スピード感を持って対応する」ために、予備費10兆円を補正予算として計上したんじゃないの?予備費10兆円はどこに行った?何に使った?
野党もさぁ、対応の遅さは批判するけど、肝心な部分を追求しないよね。…まぁ4野党に何かを期待しても、しょうがないけどね。
国が主導で進めてきたんだから、雲行きが怪しくなっても「国が主導」は当然です。菅さんも西村さんも逃げずに、真正面から向き合ってほしい。そして「国民の方を向いた政策」を実施してほしいと思います。
でわ!