マイナンバーカードの為に、まったくスピード感の無くなった特別給付金

国からは絶対に一律給付したくなかった「特別給付金」。
いわゆる「10万円」ってやーつ。

4月末でしたっけ?正式にGOが出たんですよね。
そして現場(市区町村の役場)が大混乱。
マイナンバーカードを持っている、一部の国民の皆さんも大混乱。

ご多分に漏れず、スピード感の全くない対応(政策)になってしまったことは、ご存知の通りです。

ホントあそーさん、国からは(無条件で)一律に給付したくなかったんでしょうね。
「手を上げた人だけ給付」つまり、国民から申請する方式にしてしまった。

もちろん給付は決まってるから、一律に給付されるとは思うけど…申請方式だから

  1. 各市町村から「お伺い(申請書)」が郵送されてくる
  2. 申請書に必要な事項を記入、銀行口座など必要な書類を添付して送り返す
  3. 申請内容をチェックして、問題がなければ指定した銀行口座に10万円を振り込む

住民基本台帳では個人の振込先(銀行口座)の情報は無いから、振込先を教えて貰う必要はあるけど…

  • 「申請書」の作成(印刷)に時間とコストがかかる
  • 往復の郵送に時間がかかる
  • 申請内容のチェックに時間がかかる

わが町では、申請書の送付が5月末から6月中旬
順次書類のチェックが行われ、早ければ6月中旬から7月にかけて振り込まれる

こんな感じのスケジュール感でございます。


郵送に変わるもう一つに選択肢が「オンライン申請」。
オンラインでちゃちゃっとできれば、郵送によるタイムロスもなくりますよね。
加えてAIである程度チェックできれば、職員の手作業も減りスピード感も増しますよね.

ただし、オンライン申請には「マイナンバーカード」が必要らしく。
加えてパソコンで申請する場合は、カードリーダーも必要になるらしく。

大金(税金)を掛けて構築した(未だに国民の15%程度しか普及していない)マイナンバーカード。
なんでマイナンバーカードなのか分からないけど、オンラインでの受付は5月8日から始まっているようです。
でも給付(振り込み)は早くて6月中旬だから、郵送で申請した人への給付は7月だろうねぇ。

オンライン環境がなかったり使えない人、苦手な人も居るでしょうから、郵送による申請は必要。
でもマイナンバーカードがなくてもオンライン申請できる仕組は考えなかったのでしょうか。

マイナンバーカードがなくても、国民総番号制で振られた番号あるよね。
この番号を入力すればいいだけのような気がするけど。
で免許書などの身分証明書の画像なり番号?を添付すれば問題なと思うんだけどなぁ。

政府も新型コロナで「オンライン押し」なのにさぁ、国民の15%しか持ってないマイナンバーカード。
使いたかったんでしょうねぇ~実績を作りたかったのでしょねぇ。
そして普及させたかたんでしょうねぇ…国は。

でもさぁ、いまマイナンバーカードを申請しても、数ヶ月待たされる。
だったら郵送のほうがまだ早い?

マイナンバーカードを持ってる人も暗証番号を忘れたとかで、再発行のため役所の窓口は大混乱。
中には6時間待ち?なところもまで出てきて…

ほんとお騒がせ感満載だし、スピード感まったくないよね。

我々は「今困ってる」んですよ。
なのに給付は7月。

5月・6月…持ちこたえられるかなぁ(汗)

もちろん給付はありがたいですよ。
でもね、2ヶ月先じゃなく「今」なんですよね。

アベノマスクも届かないしさぁ、相変わらずの国民自粛まつり。
政策といえば「自粛」。
パチンコ店が槍玉に挙げられてるけど、言ってみれば「強制的な自粛」を指示されてるよね。

ホント「自粛するから金をくれ」←表現が悪いかもだけど…
いや、「自粛させたきゃ、保証しろ」かな?


あ…忘れてた。
国ってさぁ、世帯って好きだよね。
今回の給付も「世帯単位」。

未だに旧態然とした歴史感を持ってる議員さんたち。
あ、官僚もそうですよね。

永田町の住人のご家庭は、世帯主を中心に一家団欒・幸せいっぱいの日々なんでしょうねぇ。
そりゃそうだ!
我々の収めた税金(血税)を、我が物顔で湯水が如く使える人たちだもんねぇ。
しかも「我が身可愛さ」からの政策立案だから、国民は二の次・三の次だよね。

給付単位を「世帯」としたことも「大失策」。
いいじゃん「個人」で。
世帯にするから、受け取れない人が出てきたりなど いろんな問題が出てきます。

いや、出てきてて、この問題がクリアされるまで郵送申請が待たされる事態も。

新型コロナで表面化した「政府や永田町の闇」。
この国は、外からの圧力(今回は新型コロナ)が無いと変わらんのでしょうねぇ。
でわ!

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