時事刻々:行政のデジタル化、ホントは推進したくないのではないか思う。

特別給付金の10万円支給、マイナンバーカードでのオンライン申請が悲惨な結果になったことはご承知の通り。行政機関の悲惨なデジタル化・オンライン化が浮き彫りになり…遅まきながら、行政のデジタル化を推進すべく「デジタル庁」が設置されることになりました。

が…

教育のデジタル化?オンライン化?たしかに重要な課題だとは思うけど、縦割りで構築されている各省庁のデジタル・オンラインシステムを、横の連携が取れるように改修することが先ではないのか?って思う。だってさぁ、マイナンバーカードのシステムが住民基本台帳など横に連携できていなかったから、特別支給のオンライン申請で、オンラインで申請したにもかかわらず途中で人海戦術になって大混乱したんでしょ?だったらまずココから始めるべきでしょう。

御存知の通り、縦割りで横に連携したがらない各省庁、連携する?共通仕様にする?利権や既得権益にも絡むことを、どこの省庁が率先してやるんです?どこの省庁も自分たちに不利益になることはやらないでしょう。だから「教育のデジタル化」みたいに一つの省庁で完結できるようなデジタル化を押し出して、「やってる感」を世間に宣伝してるんですよね。

各省庁との連携や調整が最も必要なことなのに、省庁の集まる霞が関ではなく「福島県」に設置っしようとするのも、「やりたくない」からでは?

もし仮に「特別給付」第2弾があったとしても、今のシステムでは全然だめでしょ?だったら原点に戻って、「マイナンバーのシステム」から手を付けて、各省庁間の共通オンライン仕様を策定・改修をやってください。

政府ってさぁ、やりたくない感を隠すために「小手先でお茶を濁す」ことが得意ですよね。菅内閣鳴り物入りで始めた「デジタル庁」、結果を出せないと「やっぱり~」って思われますよ。「また今回もかぁ」って言われますよ。

それにしても…行政府のオンライン・デジタル化って叫ばれて久しいはずなんだけど、蓋を開ければ井の中デジタル化のみ。国民にとって・利用する人にとっては、なんのメリットもないものを多額の税金をかけて「作っては放置・作っては放置」いざ使おうとしたら「まともに使えない」ものばかり。

今回もそうならないよにお願いしたい。税金の無駄遣いはやめてくださいね。
でわ!

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