日別アーカイブ: 2019年6月27日

2018年度の国民年金の保険料納付率約68.1%って発表されたけど…

自営業・厚生年金に加入していない非正規ではたらく人、フリーターなどが加入する「国民年金」。
加入者は約1471万人、現在の保険料は月額16,410円。
40年間(480月)収めると、月65,008円が年金として受け取れる。

27日の厚生労働省発表。
納付率は前年度に比べて1.8ポイント上昇の、68.1%って発表されましたが…

加入者1471万人に対して、未納者約9.4%、免除・猶予者39%。
実に加入者の約半分(51.6%)!
約半分の人しかまともに(月16,410円)収めてないこの事実。

68.1%って、どこから出てきた数字なんでしょう?
お得意の数字マジック?

 

20歳以上の国民は、国民年金または厚生年金への加入が義務付けられています。
厚生年金はご存知のように、主にサラリーマンが加入していて、保険料は毎月の給料やボーナスから天引き徴収されています。

対して国民年金は、加入者自らが収める仕組み。
色んな事情があると思うけど、「未納」することも自分次第。
もちろん将来もらえる年金額は減りますが、日々の生活でいっぱいの人は将来のことより今!ですよね。

2000万円とも2900万円?もっと多く?
年金だけでは足りないって騒いでいますが、国民年金は満額でも月々65,008円。
満額でも、そこから社会保障・税金などが引かれますから、手取りはもっと少ないですよね。
その手取り額で生活できる人は…ごくわずかでしょう。

それに、今足りないって騒いでるのは「厚生年金夫婦2人 約21万円支給されてるけど、月々5万円足りない」なんですよね。
国民年金だけでは、月21万円なんて支給されないわけで…どうして野党の人たちは、この辺を追求しないんでしょう。

足りない?そんなことは野党だって与党だって、みんな知ってますよね!
水を得た魚のごとく←レンポウ議員だっけ?w騒ぎ立て、煽り…でも、しっかり分かってるのに政争の具にする野党って…

野党も国民年金制度をどうするか、どうすれば老後の生活を豊かなものにできるかなど、代案を示すこともせず(できず)。
政府に対して「嘘つき」、「騙してたの?」、「どういうことか説明してください」…

いやいや、あなた達が政権をとったとき、何をやってたの?
実績として、あなた達は何を残したの?

 

話がそれてしまいましたw

年金制度は、現役世代が高齢世代を支える仕組み。
少子高齢化が進む現状を見ても、この制度はすでに破綻してることが明らかですよね。

納付率を上げて、保険料を上げて、支給額を減らして、支給年齢を引き上げる。
だから100年安心の制度です。

政府見解。

制度は続くかもしれないけど、国民が続かないっていうか…
制度があっても安心がないと、その制度は「存在するだけ」ですよね。

年金制度を表立って変えようとすると、最大の有権者の票が厳しくなる。
だから、やらない。やれない。(こっそりやる)。
でも、すでに破綻が見えている制度なら、時代に合った制度に変えていく必要があるよね。

納付率云々より、制度そのものを変える!
野党(は、あてにならないケド)、与党の垣根を超えて、政党の枠にとらわれず。
将来のことについて、もっと議論・制度改革をすすめてもらいたいって思う…今日このごろ。

でわ!