携帯料金が下がっても、キャリア間の競争は進まない!

総務省・菅氏など、事あるごとに「携帯料金の引き下げ」を叫んでいます。公共の電波を独占しつつ利益20%以上は「けしからん!」。「半分は利用者に還元しろ!」ということらしく。料金を下げることにより乗り換えなどを即し、市場の活発化を…

まぁ言ってみれば、「机上の空論」を展開しているわけです。

以前に比べて、料金はずいぶん安くなったよね。2年や3年縛りの違約金も8~9,000円だったものが1,000円になったり。格安SIMを謳うMVNOへの乗り換えも進んでいるように見えます。でも、いくら料金が下がっても、多くの人は、今契約しているキャリアを使い続けてるんですね。

  • 乗り換え手続きの手間
  • メアドが変わったら、色々面倒だし困る
  • 今まで使っていたスマホ・携帯が使えなくなるから、買い替えが必要?
  • などなど

簡単に「乗り換え」って言うけど、実際に乗り換えようとすると、手間ばっかりかかってしまいますよね。そういうところは(総務省は)見てないんですよね。なので「料金が下がる→乗り換えが即され市場が活発化する」なんて考えるんですよ。

まさに「机上の空論」。

第4のキャリアとして「楽天UN-LIMIT」がスタートしています。1年間料金無料!に押されて、私も2台目のスマホとして契約しています。※特に不満とか問題はないです。
格安SIMなどのMVNO(キャリアの帯域を間借りして、安く提供している通信事業者)と違って、ドコモやau、ソフトバンクと同じ「キャリア」として参入してきた「楽天」ですが、MVNOでもあった「楽天モバイル」との棲み分け?将来的にはキャリアの「楽天モバイル」になるんでしょうけど、今のところは苦戦しているご様子。国も支援したら良いとおもんですけど、「携帯料金を下げる」ことに執念を燃やしているから、期待できないですね。

総務省も菅氏も、目線がずれていると言うか、論点がずれていると言うか…やっぱり国民目線・利用者目線になってないんでしょうね。何かことが起こると「携帯料金」を持ち出して、国民の目をそらせる。この手法は今では通用しません。本気で考えるなら市場調査・利用実態などをきっちり調査し、何が国民・利用者にとって一番いいことなのかを見極めてから進めてほしいです。

もちろん安くなるに越したことはないけど、今の仕組み?サクサク乗り換える人より、長く使う(契約している)ほど「損」っていうのをなんとかしてほしいですねぇ。長く使えば使うほど得をするような仕組みも必要じゃないかなって思うんです。

だってさぁ、いくら乗り換えやすくなったとはいえ、今の契約でずっと使う利用者が大半なんだから、そういうお客さん(利用者)をもっと大切にしてほしいですよね。

国が国目線でやる政策は、必ず失敗する。(または成功しない)

でわ!

(Visited 40 times, 1 visits today)