日別アーカイブ: 2019年7月3日

7月分の国民年金、払ってきました。…年金について思うこと…

無収入なのに、16,400円は正直キツイですよ。
でも、一応国民の義務?になってるから、お支払いはいたしますけどね。

それにしてもさぁ、国民年金ってなんであんなに複雑で奇怪な仕組みなんでしょうね。
「マクロ経済スライド」…最近良く耳にしますよね。
2000万円足りないが問題視された時、レンポウ議員だっけ?水を得た魚のごとく安倍総理を追求してたましたよね。
そのときに安倍総理が何回も繰り返し述べた言葉「マクロ経済スライドによって、年金の制度は維持される」。

平成16年年金制度改正で導入された「マクロ物価スライド」の制度、正確に言える人って居るのかな?

物価高・収入増・経済が良くなったら、支給される年金額も増える。
逆に物価が下がったり・収入が減るなどしたら、年金支給額も減る。
言ってみれば「経済状況」によって、年金の支給額が増減する仕組み。

言葉尻をとらえると、こんな解釈じゃないかって私も思ってたんですよ。

でも実際は…
物価高・収入増・経済状況などに加えて、少子高齢化(現役世代が減少、平均寿命が伸びる)事を考えて、「スライド調整率」を算出。
年金支給の伸びに対する実際の支給額は、スライド調整率分減額(減率)された額に調整される。
簡単に言うと、「経済や収入・物価が高くなっても、年金額はスライド調整により思ったほど増えません」。

もっと簡単に言うと、「経済とか関係なく現役世代が減るんだから、それに応じて年金支給額も減らしますよ」っていう制度らしく…

確かに現役世代が減れば年金保険料を納める人も減って、年金収入も減る。
減るんだから、支給を減らす必要がある。←実際に減る。
「だから、年金制度はこれからも安心です」。安倍首相はこう言いたかったんですよね。

つまりは…
年金制度は維持されるんだから、それでいいじゃん。
2000万円足りなかろうが、それは自助努力でなんとかしてね。

って言うことでございます。

レンポウ議員を含め野党各党の議員様方、この辺のところお分かりなんでしょうか?
年金制度は「マクロ経済スライド」の仕組みがある限り、制度的には将来的にも維持されるでしょう。

「制度」自体はねw
何度も言うようだけど、政府は「制度維持」を言ってるだけで、年金額や足りない(?)分については何も触れてない。

ホントのところ、年金額や不足分?についての考えや将来どうなるのかを聞きたいのに、野党の皆様方はそのへん全然突っ込んでくれない。

表面だけ
国民(選挙権を有する国民。特に年金が支給されている世代)へのウケ狙い

今月参院選挙が実施されますが、自民党・公明党(いわゆる与党)の受け皿になるような野党が存在しない今、参議院選は「自公」圧勝!なんてことになるんだろうなぁ。

っていうかさぁ、この状況で野党が勝っても、年金制度そのものは変わらないでしょう。
「マクロ経済スライド」も、おそらくこのまま維持でしょうね。

だってさぁ、今の野党に「年金制度を変える力」は皆無ですから。

国民年金保険料をコンビニで納めながら、そんな事をふと考えてしまいました。
年金なんて他人事?なんて思ってましたが、いざその世代に突入間近になると…やっぱり考えますよね。
っていうか、いまさら遅いんだけどね(汗)
でわ!

 

※将来に向けて、年金についてもっと深く勉強しよう!