月別アーカイブ: 2019年9月

値段は同じ、でも中身はどんどん減っていく。

「シュリンクフレーション」 っていう言葉、ご存知です?
簡単に言えば、タイトル通りの言葉です。

皆さん大好きな「かっぱえびせん」。
消費税は据え置きの8%ですが、原材料の値上げなどにより本来なら値上げしたい。
でも値上げすれば「客離れ」が心配。

だったら値段は同じで、中身を減らせばいい。
実際、2019年9月出荷分から、4.4~6.3%ほど内容量が減っております。

実質「値上げ」っていうことですね。

5%程度内容量が減っていても、おそらく気が付かない。
または、「ん?ちょっと少ない気がする」程度だと思うんです。
でも、内容量を減らす処置は今回だけではなく、今後も続くでしょう。

内容量が減った上で、値上げも行われるかもしれない。

「原材料・人件費などの高騰などにより、企業努力だけでは吸収しきれなくなりました」
よく言われることですね。
何でも値上がりする世の中だから、商品が値上げされることは仕方がないとは思います。

10月から消費税が2%増税されて「10%」になります。
たった2%?されど2%。
今回の増税で、約4兆円税収が増えると言われています。

なんと言っても、我々の血税。
増えた分をどう使うのか、我々は厳しく見守る必要がありますね。

ただ、4兆円増えても、景気悪化対策?にかなりのお金をかけるらしく。
分かりにくい税制を更に分かりにくくする「据え置き処置(軽減税率)」や、キャッシュレスのみに対応するポイント還元。
ポイント還元もお店によって還元率に差をつけたり、そもそも還元されなかったり。
今回の処置って、まるで「やりたくない」為の「愚策」ですよね。

ここで文句を言っても、始まらないんだけど…

必要な物は買う。
すぐに必要ではない物は、考えてから買う。
ついで買い・衝動買いは控える。

「消費税が上がるから」ではなく、日頃から考えて買いたいですね。
でわ!

消費税増税の次は「炭素税」。地球温暖化対策税を強化する?

今年(2019年)10月1日から、消費税が8%から10%(ごく一部のみ8%に据え置き)に増税されます。
残り1ヶ月を切ってるんだけど、未だに愚策「軽減税率」の行方もわからず。
我々を「謎の底」に落とし込めようとしております。

私的には、分かりにくい「軽減税率」(据え置き税率)には、反対の立場でございます。
もちろん国税庁とか財務省も分かった上で「軽減税率」を導入するわけで。

消費者に対しては「分かりにくさ」、小売などサービスを提供する側には「機器の入れ替えや事務手続きの煩雑さ、増大さ」。
「もうやめようぜ!」の声(世論)を、ある意味煽っているのでございます。

でね?
消費税が2%アップしたからといって、国の財政状況は余り変わらないわけで。
「足りないものは足りない」らしく、税収アップに向けて、日々努力をしているわけです。
※こういう努力は、怠らないよね。進んでやるよねw

次に打ち出してきたのが「炭素税」。
地球温暖化対策税の段階的な施行が一段落(最高税率まで達した)のをうけ、新たな財源として打ち出してきました。
※ほんと、どこまでも国民から税金搾り取るよねw

地球温暖化対策税の強化版らしく、石油・石炭などCO2を排出する物に対して課税するらしく。
現行の地球温暖化対策税とどう違うのかは全くわからないけど、「地球温暖化対策」の大義名分を前面に押し出しての課税強化。…に見えるけど、

  • 地球温暖化対策に使われている税金を、他のところに回したい
  • 不足する分を「増税(新たな税)」で埋めたい

おそらく、そういう事でしょう。

石油製品、例えばガソリン。

  • 石油税
  • ガソリン税(暫定税率)
  • ガソリン税(本則税率)
  • ガソリン本体の価格

これらを足した金額に消費税が掛かっています。
よーするに、2重3重に掛かっている税金の上に、消費税まで掛かってる。

地球温暖化対策税は、「石油・ガス・石炭」に掛かっていて、それらが上乗せされた形で「ガソリン本体」の価格が決まってるとすれば…いったいガソリンに何重の税金がかかってるの?
っていう話ですよね。

「一つの物に対して一つの税」これが原則。
でも国の原則は「取れるところから取る」。

大義名分があれば国民も納得してくれるだろう。
喜んで「税を負担」してくれるでしょう。
なんて、考えているのでしょうね。

地球温暖化対策税…どのくらいの税収で、何に使われているのか。
環境省のホームページとかを見れば分かるんだろうけど、環境省自ら情報を積極的に出してないし、マスコミでの報道も無いですよね。

よーするに、税を導入するときは公表するけど「喉元を過ぎたら」なるべく隠す。

この国ってさぁ、何に使っているのか分からない「税」って、結構多い気がすよね。
現行の税、増税、新税で「何がどう変わって、私達の暮らしにどう影響してるのか」見せずに、お金だけ集めてる感が強いよね。

こうしたいから「税」、税収はこうで、こんなところに使われて、こうなった。
具体的に教えてくれないかなぁ。
マスコミも、積極的に報道してくれないかなぁ

「炭素税」導入検討のニュースを見て、思ったことを徒然に書いてみた。
でわ!

愚策の次は姑息?全国共通ポイント付与…「マイナンバーカード」って要る?

平成28年に始まった「マイナンバー制度」未だに普及してませんよねぇ。
何百億円も血税を投入してるのに、大失敗だった「住基カード」とかと同じ運命をたどる勢いですよね。

マイナンバー制度の目玉「マイナンバーカード」ですが、発行枚数は未だに全国民の約14%らしく。
私も持ってない。っていうか、
持つ必要性を感じないし、個人情報漏洩のリスクの方が今は大きいですよね。

そこで(愚かな?)政府・国は考えた。
「普及が進まないなら、お金(ポイント)で釣ろう」

2020年度を目指して、マイナンバーカードに「全国で使えるポイント」を付けちゃうよ!
2万円入金してくれたら、5千円ポイント付けちゃう!

的な?

個人情報がたっぷり詰まった「マイナンバーカード」を毎日持ち歩いて、買い物するたびに取り出してスキャン?
レジ係さんに一時的に預ける?
自分でスキャンする?

いずれにしても、店頭で「マイナンバーカード」をスキャンするわけだから、情報漏えいに関するリスクが更に高まるわけで。
2万円で2万5千円分使えるって言われても、ポイントのためだけにそんなリスク取れます?
私は、控えたいなぁ。だって、5千円でリスクは買いたくないですから。

一旦漏洩した情報は、取り戻したり削除・消去することはできません。
特にネットに流出しら、拡散に次ぐ拡散で…それこそ「誰にも止められません」。

本年度中に、すべての公務員・その家族に「マイナンバーカード」を取得させるらしい。
まずは国が先導して…っていうことらしい。
※まずは、公務員が甘い汁の替わりに「リスク」を追わせる魂胆ですな。

今の所なんの得にもならない「マイナンバーカード」を、なんとか普及させたい気持ちはわかるけど。
そもそも「国民総番号制」で、「取りはぐれのない納税」を目指してるんだから…普及するはずもなく。
どんなに「特典」を積み上げても、普及しないんじゃないかなぁ。

国の思惑と国民の思いが完全に不一致な政策。

国民からの視点で、考えられないのかねぇ。
机上の空論ばかり述べてないで、もっと現場(国民の生活)を見ましょうよ。

「マイナンバーカード」今の所取得しようとは思わないけど、これからどんな愚策が飛び出すのか。
しばし様子見ですね。
でわ!

※「マイナンバーカード」で検索したら、こんなの出てきましたw